【ラ】ライトな文藝批評
文藝批評もまた文藝の内である、みたいなことを芥川龍之介が書いていたので、早速着手してみる。僕はやりたがりなのです。
過不足のない文章というのが文藝におけるひとつの理想だと思う。
もちろん、あえてダラダラ書いたり(一流文士である僕は『明日7時にハチ公前で待ち合わせよう』くらいの内容を原稿用紙2枚分まで膨らませることができる。)
あえて不足させたり(ポエムっぽいものはこの技法多し)することもあるだろうが、どちらも何らかの狙いがあってのこと。
王道というか、無難というか、奇をてらわないのであれば、過不足なしが最も美しい文章である。
そこでミステリー小説について考えてみる。
※関係ないけど今「ミステリー・ポエム」があったら面白そうだなって思いついた。「ぽっ ぽっ ぽっ 暗がりに発光する女を見た ぽっ ぽっ ぽっ」みたいな。
過不足のない文章が理想的な文藝に対して、ミステリーは、読者にビッチビチに情報を与えて土台をしっかりさせないと成立しない構造になっている。
この両立は難しい。
娯楽的であるとはいえ、ミステリー小説は最も技術的に難解なジャンルなのかもしれない。
ドヤ!